代表者の歩み

社会人になってから独立するまでの歩み

大手監査法人-社会人としての基礎、税務への憧れ

大手税理士法人-税務について自信

資産税専門の税理士法人-最後のパーツ

独立への想い-全てはお客様のために

大手監査法人-社会人としての基礎、税務への憧れ

「未熟な新人時代」

公認会計士試験に合格し、社会人としてのスタートを切りました。当初は、鼻っ柱の強い新人でした。

クライアントの経理担当者と争うこともしばしばありました。会計のプロとして正しいことを主張するものの、経理担当者には快く受入れられませんでした。先輩の話は何でも素直に聞くのに、自分の話は全然聞いてくれない、そんな思いを抱えていました。

その後、気付きました。問題は、
コミュニケーションの仕方にありました。
私はただ杓子定規に、会計ルールをもって従わせようとしていました。相手の気持ちを考えずに、一方的に自分を主張するだけでした。

確かにルールは大切です。しかし、それを叫ぶだけでは、人は素直に聞くことはできません。また、専門家である以上、知識は不可欠です。しかし、仕事を進めていく上で、それだけでは十分ではありません。

人とのコミュニケーションにおいては、相手への配慮が不可欠です。
相手との信頼関係があって始めて、話を聞いてもらえるようになるのです。

私は、そこまで考えが至っていませんでした。お客様以外でも、上司・先輩等、周りの人々に対して同じような失敗をしていました。

これ以外にも、新人時代は、社会人経験の未熟さ故に、大いに苦労しました。今考えると、自分は稚拙でした。相手の立場に立って考えることができていませんでした。しかし、新人の時にこうした失敗をしてきたお陰で、人間関係や他人への思いやりの大切さを学ぶことができました。

「会計はマスター」

私が所属していたのは、上場支援を行う部署でした。比較的小規模の会社が多かったため、多くの会社に関与することができました。直接関与していた数社の会社が上場することもでき、
共に成長することの喜びを感じることもできました。

多くの会社に関与し、様々な業務を経験することができたため、3年目も終わる頃には、
公認会計士として必要な知識は、概ね身に付けることができました。

「税務への憧れ」

知識・経験が身に付いてくると、現状の公認会計士としての仕事に疑問を感じてきました。最初の頃は業務を覚えることに必死でしたが、次第にこのままで良いのだろうか、と思うようになってきました。

まず、監査という仕事です。公認会計士としてメインの業務である監査は、その一面を悪く言うと、他人の粗探しです。確かに、監査には、粉飾決算の防止という大きな社会的意義はあります。しかし、多くの会社はきちんと処理をしており、粉飾どころか間違いも殆どありません。

その中において、
重箱の隅をつつくような仕事に、次第に意義を感じることができなくなってきました。

次に、税務知識です。公認会計士は、税務に関しては全くの素人です。世間では、公認会計士も税理士と同じく税務のプロフェッショナルだろう、と思われていますが、実態は異なります。申告書を作ることはできず、その見方についても殆ど分かっていません。

そのため、世間の期待に応えられる様、税務の知識を身に付けたい、と感じました。

そして、お客様からの信頼です。公認会計士は、細かい面倒な指摘をする監査という仕事から、あまりお客様に喜ばれません。しかし、税理士は、会社にとって必須の存在であり、とても頼りにされています。税理士は、公認会計士のように会社に迷惑な存在ではありません。純粋に会社の味方であり、頼れるサポーターなのです。

私は、税理士のような、共に歩む仲間として頼られる存在になりたい、と痛切に思いました。

私は、不足している税務の知識を身につけ、また、お客様に本当に信頼される存在となりたい、と思うようになりました。公認会計士は、3年の実務経験を経て最後に試験に合格しないと最終的な資格としては認められません。そのため、試験に合格し、丸4年が経過した時点で転職をすることにしました。

 

大手税理士法人-税務について自信

image転職先は、法人のお客様を専門に扱う、大手の税理士法人を選びました。大手であれば、短期間で高度なスキルを身につけることができると思ったからです。前職の監査法人は大手であったため、そこで多様な業務をこなすことができ、沢山の知識・ノウハウを効率的に身に付けることができました。

「ゼロからのスタート」

私の所属は、海外から日本に進出している会社を多く扱う部署でした。国際的な取引があり、決算書類を英語で作成するような会社もありました。税務はゼロからのスタートでしたが、いきなり国際税務にまで知識の幅を広げなければならず、また、英語も使用するため、とても大変な思いをしました。そのため、入社1~2年目は、ほぼ休みはありませんでした。

おかげで、税務に関してはとても高いレベルまで身につけることができました。大手の事務所であったため、その品質もとても高いものでした。細かい部分まで不明点は追求し、きっちり条文も確認し、問題点は残しません。これならお客様に安心してもらえるとつくづく思いました。

「税務についての満足感」

この事務所において、前職で感じていた税務への憧れを実現することができました。

やはり、監査と異なり税務という仕事の、お客様からの満足度は格別でした。税務は、キャッシュに大きなインパクトを与えるため、お客様の関心・心配の度合いはとても高いのです。

また、税務は複雑であるため、我々専門家の知識・経験が欠かせません。お客様からは頻繁に相談を頂き、いつも頼りにされているという満足感を得ることができました。

税務知識についても、実務を通して学ぶことができ、十分に満足するレベルまで身に付けることができました。資格という形式だけが整っていても、実態が備わっていないと不安でしたので、実際に実務をこなし、身に付けることができ安心しました。

知識と経験があるということは、自分に大いに自信を与えてくれるものだと実感しました。

「最高の品質」

税務という仕事の厳しさを痛感しました。この事務所では、どんなことがあろうとも、最高の品質で所定の期限までに、必ず仕事を完遂することが求められます。急に仕事が飛び込んできても、他に色々な仕事を抱えていても、これは変わりません。

そのため、繁忙期は当然のこと、それ以外の時期であっても、多くの人が夜遅くまで頑張っていました。徹夜をする光景も珍しくはありませんでした。私も同様に、仕事が重なってくると、土日出社は当たり前で、頻繁に徹夜もこなし頑張っていました。

難しい仕事をこなし、大変な思いを重ねながら、多くのことを学ぶことができました。最初は、とても困難で不可能に思えることでも、実際に悪戦苦闘しながらやってみれば何とかなるものだ、と感じました。そして、一生懸命頑張ればどんなことでもクリアーできる
のだという自信を持つことができました。

「見えないところまで丁寧に」

また、仕事への姿勢についても、想いを新たにしました。お客様の信頼を獲得・維持するためには、常に厳しく仕事に向かわなければなりません。どんなことがあっても期限を遵守し、迅速な対応をとる、そして決して手を抜かない。こうした姿勢の積み重ねが、お客様の信頼を生み、結果的に事務所のブランドとして認知されていくのだと感じました。

周りの友人が勤めている規模の小さな事務所では、かなり杜撰なやっつけ仕事で、かつ誰のチェックも経ていない、という状況が当たり前のようでした。税務調査の際に初めて、仕事の酷さがお客様に明らかになることがよくあったそうです。

確かに、税務関係の書類は複雑であり、一見してそれが正しいものなのか、お客様には分かりません。しかし、分からないからと手を抜いては専門家としては失格です。見えないところであっても、しっかりと丁寧に仕事をしていくことにより、結果的にお客様の安心に繋がり、その信頼を得ることができるのです。

「税務への自信」

丸3年が経過し、これ以降は自分で調べれば分かる、というレベルまで仕事を身に付けることができた段階で、次のステップを考えました。

法人については、満足できるレベルに達したものの、個人のお客様に係る税務については、まだまだ分かっていませんでした。そこで、今度は個人のお客様に係る税務を中心に行っている 税理士法人に転職することにしました。

 

資産税専門の税理士法人-最後のパーツ

image転職先は、資産税(相続税・譲渡所得税・贈与税の各分野)を専門とする税理士法人を選びました。これが、自分として唯一、穴がある分野だからです。また、今までよりも
身近にお客様と接することができると思ったからです。

「相続は抜群」

資産税に特化した事務所であったため、相続業務に関しては群を抜いていました。一般的な税理士事務所であれば、せいぜい年に1件しか扱うことのできない特殊な分野です。しかし、ここでは、私一人でも年間に20件弱もの案件にたずさわり、多様なパターンを経験することができました。また、生前対策としてのコンサルティングにも力を注ぎました。

税務知識を駆使して、最大限に節税を図り、お客様の期待に応えていきました。また、遺言書の作成によって、今後の家族の安心を確保していくことができました。

このように、お客様の財産に関わる業務は、皆様に喜んで頂けるため、とてもやりがいがありました。
相続は、お客様にとって全てが初めての経験です。しかも、直接自分の財産にかかわってくる話だけに、とても頼りにされます。色々と相談を伺い、お客様に満足して頂けた時は、この仕事を選んでよかったなぁ、とつくづく感じました。

「不動産や株式も」

相続以外の分野においても、多くのお客様に頼りにされ、喜んで頂き、やりがいを感じました。例えば、不動産に係る特殊な税務があります。不動産は金額が大きく、税金へのインパクトも大きいため、お客様にはとても頼りにされていました。
不動産については、 細かい・難解な取扱いが多数あり、かなり特殊な分野です。
そのため、他所の税理士事務所からも依頼が来る程であり、その自らの専門性の高さに満足感を覚えました。

その他、株式や不動産の評価を始め、会社に関わる税務です。これは、地主の方や会社の経営に携わる方にも喜んでいただくことができました。こうした業務は各種の税務が絡むため総合的な能力が必要となります。今までの自分の知識・経験が大いに活かせる分野であり、やりがいを感じることができました。

「資産税の醍醐味」

一方で、資産税は大きな財産に複数の関係者が絡むだけに大変な思いもしました。

例えば、揉める相続人の方々の仲介に奔走したり、納得いかない他の相続人に苦慮したり、脱税まがいの要請を受けたり、といったことがよくありました。そのため、人に説明をして納得してもらうことの大切さを感じました。

腹の立つことも、嫌になることも、多々ありました。しかし、次第に自分も成長し、相手の気持を汲んだ対応ができるようになりました。
人は、財産が絡むと普段の冷静さが失われてしまいます。
しかし、じっくりと話を聞き、丁寧に説明をしていくと、大抵のことは分かってもらえます。

ただ単に制度の説明をするのではなく、相手の置かれている立場、他のご家族との関係も考えて話をするのです。どんな人であっても誠意をもって接すれば分かってもらえると実感しました。

業務開始時は関係が良好でなかった方も、業務完了時には感謝の念を抱いて頂けるようになりました。正に、これがお客様と接することの醍醐味であると感じました。

「専門性の高い資産税」

資産税は、誰が計算するかによってその結果が変わると言われる分野です。すなわち、広く細かい知識が必要であり、また、条件に応じて複数から選択をする必要があります。また、ほとんど目にしないような税務の特例を使う場合もあります。

そのため、計算する人の能力・知識・経験によって、大きく左右されてしまうのです。

人によっては、全く知らずに有利な特例を見落とす、また、十分調べず無理だと判断して特例を適用しない、更に、リスクがあるので安全な方法をとり特例は使用しない、等々の能力に応じた対応の差が大きく現れます。特殊な分野であるが故に、結果が大きく変わってくるのです。

この分野には、条文・通達には書いておらず、実務慣行として認められているものもあります。これは、専門的に業務を行っているところでこそ得られるスキルです。
やはり資産税を専門的に行っている事務所で働くことができた故であると感じました。

「資産税をマスター」

こうして、数々の思い・経験をしながら、実務をこなしてきました。4年弱、この仕事を経験して、自分として満足のいくレベルにまで達することができました。

 

独立への想い-全てはお客様のために

「勤め人としての制約」

様々な経験を積み、税務会計についての知識を深めていくにつれ、色々と想いが募ってきました。自分は本当にお客様の役に立っているのだろうか、という想いです。勤め人としての自分は、心から納得して、お客様に満足してもらえるサービスを提供できているのだろうか、と。

会社という組織に属している以上、どんなにお客様のためにお手伝いをしたい、と思っても、無制限に時間を掛けられる訳ではありません。相談をお受けするにも、直接税務に絡む部分でしかお聞きすることができません。

やはり一定の範囲に限られてしまいます。会社はボランティアで事業を行っている訳ではありません。あくまで利益に適う範囲でしか認められません。

特に、資産税の仕事をしていたときは、お客様は色々なことを悩んでいる様子が伺えました。ご家族が亡くなり、悲しく心細い思いをされている最中です。今後のことに不安をたくさん抱えています。周りに相談をできる人がいないことも多々あります。

この時、相続の専門家としてお話ができるのは税金の悩みだけ、というのはとても残念なことでした。税金以外の相談もある程度は許容されます。しかし、深く相談にのることは、他の業務に支障が出るから、と思うようにはできませんでした。

私は、人からの相談よって、頼りにされている、という満足感を感じるタイプです。こうした制限には、とても辛い思いをしました。目の前に困った人がいるのに、これを十分満足に救うことができない、というのは非常に残念なことでした。

「組織に属することの安定性」

そのため、色々と考えました。組織に属し一定の制限の下に業務を行うか、自分が主体となって思うようにお客様にサービスを提供するか、大いに悩み考えました。

組織の中にいれば、個人で行うよりもたくさんの案件に関与することができ、日々、自分を磨き上げていくことができます。

また、大きな組織であれば、細かい事務手続などは担当の人が処理をしてくれ、純粋に税務関係だけに邁進することができます。安定した生活を送ることができます。

「一番大切な想い」

確かに、安定ということを考えれば、組織に属している方が楽です。面倒なことを自分でやる必要はありません。しかし、それでは、本当にお客様に満足を与えることはできません。

私は、「サービス業」というものについて、こだわりがあります。本当に必要なものを提供できずに、何がサービスでしょうか。不安な思いに駆られて助けを求めている人を、知らん振りすることは、自分としてはできません。これでは、本当の意味での「お客様のために」とは、言えません。

また、事務処理は、いずれ組織を整えていけばカバーできる問題です。

それよりも、自分として一番に優先したいのは、相手の想いです。

私が好きな言葉に己の欲せざるところ、他に施すことなかれという言葉があります。
これは、「自分がされて嫌なことを他人にしてはいけない、また逆に、自分がされて嬉しいことは他人にしてあげなければならない」という意味です。これが私のポリシーです。

私は今まで、これに従って生きてきました。この自分の生き方に照らせば、自ずと答えは明白です。

私は人一倍、相手のことを考える人間だと思っています。そうした人間が、相手が助けを求めている状況において、それを放置して良いはずがありません。それでは、自分として絶対後悔すると思いました。

自分の生き方だけは絶対に妥協したくない、その想いが高まってきました。独立して自分が主体となれば、全て自分の責任であるため、誰に遠慮することなくお客様のことに全力を尽くすことができる、と決意しました。

「資格取得時の想い」

私がかつて、公認会計士という資格を目指したのは、少なからず将来的には独立をしたい、という想いがあったからです。どんなに大変な思いをしても、夢に向けて、自分の全てを掛けて力を尽くしていく、その姿に憧れを抱いたからです。

日々の仕事に忙殺され、その意識はすっかり薄れていました。しかし、沢山の経験を経て、「何かあっても調べれば何でもできると」、いう自信がついてくるにつれ、その独立への想いが湧き上がってきました。

私は、それぞれの税務・会計分野に特化し、専門的に業務を行っている事務所で経験を積んできました。独立をするに全く問題ない知識・経験を身に付けることができました。

力さえあれば、後は一歩を踏み出すだけです。その力を存分に発揮し、お客様に、本当に満足して「この会計事務所に頼んでよかった」、と言ってもらえるような仕事をしていきたいと思うに至りました。

 

「何でもご相談ください」

私は、「何でも相談できる、そして何よりも安心できる」存在でありたいと考えています。豊富な知識・経験を活かし、悩みの解決に向けて一緒になって全力を尽くしていきます。気軽に何でも話ができるお客様のよろず相談屋という存在でありたいと思っています。

人は、常に自信満々ではありません。不安になり、誰かに頼りたくなることもあります。しかし、身近な方には相談できないこともあります。

私は、お客様に寄り添い、一緒になって悩みを解決していける、唯一の存在となりたいと願っています。いつもお客様に安心して頂きたいと願っています。

私は、どうしたらお客様の悩みを解決できるか、そして本当にあるべき相談とは何か、を常に考え、日々の業務に活かしてきました。私はいつも、以下の3点を大切にしています。

相談とは、道しるべを示すことである。

相談とは、一緒になって考えることである。

相談とは、相手の立場になって考えることである。

この考え方に基づいて行動した結果、多くの方々から、「本当に相談してよかった」、という言葉を頂けるようになりました。

お悩みは、何でもご相談ください。私は、みなさまと共に悩み考え、解決していきます。

 

「共に成長していきたい」

私は、夢に向かって努力されている方、何事にも全力を尽くす方、仕事に対して熱い思いをお持ちの方、そういった方と一緒になって考え、共にその成長を分かち合いたいと思っています。

みなさまの心からの安心をサポートすると共に、その成長を創り出すことが私の喜びです。

 

 


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